J-2ビザ保持者のEAD申請記録:I-765作成のコツと注意点

アメリカ生活

「せっかくアメリカで生活するので、アメリカで働いてみたい!!!」

私は、日本で長く勤めた会社を退社してアメリカに来ました。
英語力も十分ではいない状況でどんなチャンスを掴めるか、そもそもチャンスがあるのか、不安もたくさんあります・・・

自分自身もそうですが、このブログを見てくださっている方にも、さまざまな状況・思いがあるかと思います。

アメリカで働きたいと願う方々の思いが、実現しますように☺︎

1. はじめに:J-2ビザでも働ける?

J-2ビザ保持者も働くことができます!!

ただし、その前に労働許可(EAD)を取得する必要があります。
また、EAD取得と同時に、ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)の申請も可能です。

EADとSSNの申請の流れについては、以下の記事をご参照ください。

2. I-765とは?基本情報を簡単に整理

「I-765」という番号だけではピンとこないと思いますが、これは一言で言うと、”働くための許可をもらう申請書”のイメージです。

  • USCIS(米国移民局)に提出する「就労許可申請書」
  • EADカード(就労許可証)は、J-1配偶者の滞在期間に合わせて発行される

記載欄が多く、時間がかかりそうに見えますが、記載すべき事項はそこまで多くなかったので、なんとかなると思います!

3. I-765のダウンロード

USCISの公式ホームページから最新のフォームをダウンロードして記入します。

① 公式ホームページへアクセス。
  https://www.uscis.gov/i-765

② 下へスクロールして、「Form and Document Downloads」のタブを広げる。
③「Fomr I-765」をクリックし、PDFファイルをダウンロードする。

4. I-765の記入ステップ

書類の作成を開始します!

「START HERE – Type or print in black ink.」以下から入力します。
※「START HERE – Type or print in black ink.」の上部は入力不要です。

私は、PDFファイルに入力し、紙に打ち出して最後に署名を手書きして提出しました。

Part 1:申請理由

新規申請の場合は、「1.a」を選択します。

紛失などによる再申請の場合は「1.b」、期限切れに伴う更新は「1.c」を選択します。

Part 2:個人情報 → 名前、住所、I-94番号などを正確に記入

〈正式なフルネーム〉
申請時点の氏名を入力します。

〈過去に使用した氏名〉

過去に使用したことのある氏名があれば記入します。
※私は、旧姓フルネームを入力しました。

〈郵送先住所〉

アメリカの郵送先住所を記入します。

問題なく許可された後、EADカードが送られてくる住所なので間違いがないように気を付けましょう。

「6」は実際の居住住所と郵送先住所が異なる場合のみ「No」にチェックを付けます。

〈実際の居住住所〉

前項の「6」で「No」と答えた場合のみ、実際に居住している住所を記入します。

郵送先住所と実際の居住住所が同じ場合は、こちらは空欄で問題ありません。

〈そのほかの情報〉

  • 「8」、「9」:空欄(J-2ビザ保有者には与えられていないため)
  • 「10」:性別
  • 「11」:婚姻状況
  • 「12」:過去にI-765 Formを提出したことがあるか?
  • 「13a」:過去にSSN(ソーシャルセキュリティナンバー)を発行されたことがあるか。
    ※”Yes”の場合→「13b」にSSNを入力。
    ※”No”の場合→「13b」は空欄のまま、「14」へ移動。
  • 「14」:EADとあわせてソーシャルセキュリティーカードの申し込みをしたいか?
    ※こちらを”Yes”にしておくと、別途手続きなどをしなくてもSSNがもらえるので、持ってない場合は”Yes”にするのがオススメです!!
    ※”No”を選択した場合は、「18a」に移動します(「15」「16」「17」は空欄)。
  • 「15」:SSNを申し込む場合の同意。14を「Yes」にした場合は、必ず「Yes」を選択します。
  • 「16」:父親の誕生時の姓名
  • 「17」:母親の誕生時の姓名
    ※私の母は婚姻によって名字が変わっているため、母の旧姓を記載しました。

〈国籍〉

保有している国籍を入力します。

〈誕生した土地〉

「19」:誕生した市町村、県、国名

「20」:誕生日

〈最新の渡米情報〉

  • 「21a」:I-94のレコード番号を記載します。
    ※I-94レコードの確認方法はこちらをご参照ください。
  • 「21b」:最新のパスポート番号
  • 「21c」:空欄のままで問題ありません。
  • 「21d」:パスポート発行国名
  • 「21e」:パスポートの有効期限
  • 「22」:最新の渡米日(アメリカに一番最近到着した日付)
  • 「23」:最新の渡米時の到着場所
  • 「24」、「25」:移民ステータス
    ※私と同じく、J-2ビザ保有者であれば、「J-2 visitor」とすればOKです!
  • 「26」:SEVIS番号
    ※DS-2019の右上に記載されているNから始まる番号

〈あなたの該当する資格区分に関する情報〉

申請者がどの「カテゴリー(就労許可の理由)」に該当するかを入力します。

J-2ビザ保有者のコードは、“(c)(5)(空欄)”です。

その他、28〜31は、該当しないため、空欄のままとします。

Part 3:申請者本人の最終確認と署名

〈申請者の声明〉

ここでは、
・自分でI-765の内容を理解して記入したのか、
・それとも通訳・代筆者の助けを借りたのか
を選択します。

「1.a.」:英語を理解できて、すべての質問を理解したうえで自分で書類を準備した場合

「1.b.」:通訳を利用した場合
※どの言語で理解したのか、も入力

「2」:他の人に準備してもらった場合
※代理記入者の氏名も記入

〈申請者の連絡先〉

・「3」、「4」:電話番号

・「5」:E-mailアドレス

・「6」:空欄のままとする(サルバドールまたはグアテマラの人のみチェック)

〈宣誓・確認文、署名〉

宣誓・確認文を読んで、問題がなければ署名します。
署名日の記入も忘れずに…!

私は紙に打ち出して、手書きで署名・署名日を記入しました☺︎

Part 4:通訳者の連絡先、証明、署名

申請者が英語を読めない・理解できない場合に、通訳をした人の情報を記入する欄です。

自分で英語を理解して記入した場合、このPart 4は、空欄のままでOKです。

Part 5:代筆者の連絡先、宣誓、署名

申請者本人の代わりに、他の人がI-765フォームを作成・記入した場合に使用します。

たとえば、
・弁護士(Attorney)
・申請サポートサービス(Preparer)が
代理でフォームを完成させた場合です。

自分でI-765を記入した場合は、このPart 5も空欄でOKです。

Part 6:追加情報

もしフォームの中で、
「記入スペースが足りない」「補足説明が必要」
といった場合に使う欄です。

基本は不要かと思いますが、万が一追加の情報を記入する必要があれば、利用します。

以上で、I-765の記入は完了です👏
少しお手間かと思いますが、思ったよりは早く書類作成を完了されたのではないでしょうか?☺︎

5. I-765作成時の注意ポイント

💡空欄は、「N/A」など記入せず、空欄にすることで問題ありません。

💡住所は略さず、入力ミスがないように見直しましょう!
 ※住所が誤っていると、EADが正しい住所に届かない等のトラブルに発展しかねないようです🥲

💡提出前に、印刷した紙に、Part 3の署名・署名日の記入を忘れないようにしましょう👍

6. さいごに

書類準備は、少々ハードルが高かったり、面倒だなぁと思ったりもしましたが、

「アメリカで働けるようになる」

というモチベーションで、申請を完了することができました。

アメリカで働くかどうか迷っているJ-2ビザ所有者の方の参考や、何かのきっかけになれたら嬉しいなと思っています🌷

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